これからは、個性の時代である。
従って、現代において人気者になるためには如何にして個性を演出するかが重要である。
だが、ワザとらしい個性は嫌われる。それは個性ではなく過剰アピールというものである。
自分の個性を発見するための一番の方法は、数多くの友人を持つ事である。
雑多な人物との付き合いを通じて、自分のどこが他人と違っているかを良く認識できるからである。
自分の個性的な部分を発見できたら、次にする事は「個性の魅力化」である。
個性が必ずしも魅力的に映るとは限らない。これを魅力的に演出できるか否かが、人気者への道を開くための大きな関門である。
だが、逆に言えば、これさえ出来れば人気者への道は半ば保証されたようなものである。
ここまで出来ればあなたはかなりの人気者になっているはずだが、最後に「個性の商品化」という戦略を紹介しておく。
自分の個性を商品価値にまで高めることが出来れば、あなたという存在はTV、雑誌、インターネット等あらゆるメディアにおいて魅力的印象のある記号として取り扱われる事ができ、これによって様々な形での露出・・・例えばCDや写真集・・・が可能となりあなたの商品価値を大きく高める。
これを独力で達成するのは難しいであろうから、有力プロデューサーのバックアップが得られると心強い。例えばTVショーではテリー伊藤、音楽では小室哲哉といった売れっ子プロデューサーは、「売れるコツ」を良く心得ている。彼らの手法・戦略を理解できれば、商品としての自分の存在を多少は理解できるかもしれない。
以上が個性を演出するための基本的方法だが、もちろんこれにとらわれないで自分の力で個性的アイドル(偶像)の座を獲得する事も可能である。既存の方法論にとらわれないというのも大きな個性の一つなのだから。